RECENT ENTRIES

2012-12-06

レンガ萌えのツアー

 
どうも、エンドーです!とうとう12月、師が走りだす頃あいです。
先週のブログを書き終え、予告どおり金曜・土曜と水郡線に行ってきました。沿線はたった数日で冬の様相になっていてビックリ。土曜には今シーズンの初雪を見ることができ、テンションも上々です。・・・ただ蒸気機関車が来る前に溶けてしまったため、写真には残すことができずに残念でした。それでも冬は始まったばかり。これからが楽しい季節です!!
 
翌日の日曜日、朝7時に都内某駅に集合。眠い目を擦りながらも、お座敷列車「ゆう」に乗り込みます。このイベントは清瀬にある、床屋さん B.B.つばめ が主催するプライベートなツアーなのです。普段は鉄道を写す立場ですから、このような特別列車に乗り込む機会は本当に希少です。そのうえ、目的地は横川の鉄道文化村!鉄ちゃんとしては本当に嬉しいプランです。
 
行きの列車内から早々にお酒を呑み、心地よい気分のまま現地に到着~!午後3時までは自由時間なので、
カメラを持ってハイキングです。 そこで待ち構えていたのは明治時代に造られたレンガのトンネルです!
 
この道は明治時代に開通し、昭和まで使われていた旧信越本線の遺構を再利用した遊歩道です。
横川~軽井沢間は勾配の名所として知られていました。あまりの急勾配のため、線路の間にラックレールを設けてギアを噛ませ坂を登ってゆく方式が採用されました。
 
これがラックレールです。専用機関車の床下に歯車が付いており、噛み合せると急勾配もなんのその!現在は横川駅の近くで、排水溝の蓋として多用されています。いまでも人々の生活を支える役割りをになっているのです。ステキなことですね!話がずれてしまいましたが、レンガ造りのトンネルは他の方式には無い魅力がありますね。重量感や存在感が格段に違います。

紅葉には間に合いませんでしたが、枯れ木に囲まれたトンネルもなかなかいいですね!
少し寂しげな情景が歴史に対しての想像力を刺激するのかもしれませんね。
 
訪れた時間の光線がとても良いものだったので、いつもより多めにシャッターを切ってしまいました。単純に正面からの順光ではなく、ほぼ真横から光が当たっているため、レンガの境目に影が入りました。トンネルのゴツゴツとした立体感を表現するには絶好の光線です。こういった細かい変化を見つけ出すことさえ出来てしまえば、光を味方にすることは簡単です!
 
この遊歩道にはもう一つ有名なスポットがあります。それはレンガ造りの橋、通称"めがね橋"です
どうですか、このスケール。擬音で例えるならば、まさに"ド~ン"の世界!!
数ある鉄道橋の中でも一目置かれる構造物です。明治時代の技術は本当にすごいです。 
 
橋の話をしていて、以前のレンズ講習会で参加者 いちのせさんが仰ったことを思い出しました。
「鉄橋って存在感が大きすぎて、どう扱っていいか良く分からない。」その通りだと思います。
わかりやすく、≪被写体に撮らされる≫ と言い換えましょうか。写っているだけで充分に画になる、その圧倒的な存在感に呑まれてしまうことです。その状況にハマってしまうと、普通の写真に仕上がってしまうのです。その最たるものの一つが"めがね橋"かもしれません。(「鉄」橋ではありませんが・・・)
 
もちろん被写体の力を借りることも一手ですが、自分の世界観を画面に構築することも写真を楽しむうえでの醍醐味ですね!個人的なことですが、≪被写体に撮らされる≫ 感覚は蒸気機関車で味わうことが多々あります・・・。まだまだ勉強です。
"めがね橋"を過ぎても、まだまだトンネルは続きます。その後、お昼を食べて横川の鉄道文化村へ向かい園内を撮影していると、もう帰りの集合時刻です。早かった~!帰りの車内でも、アルコールを嗜みました。
そのおかげで冷えた体も一気にあたたまり(笑)、ほろ酔い気分の中で楽しい時間はあっという間に過ぎてゆくのでした~!!

 
そろそろ年賀状の用意もしなくては・・・今日はここまで!また次回~
 
We love photograph!
http://v-lamb.blogspot.jp/ 
 
                                   えんまさ
 

 

【関連リンク】

鉄道ムードの漂う床屋 BBつばめ

デジタル写真工房 カラーのいちのせ

遠藤真人の望遠レンズ講習会in小湊鉄道 2012.07.17

 




0 件のコメント:

コメントを投稿